2004年3月、ぼくとイノシーは京都に旅行に行く事になった。
ぼくらはKRINZINGER PROJEKTEでの個展”INNOCY'S HOUSE"のため1月26日から4月9日までウィーンに滞在している。
その間、1度だけ日本に行くんだけど、それが京都旅行なのだった。
日程は3月2日~5日の3泊4日。いろいろ観光名所にいって、沢山の記念写真を撮ろうと目論んでいるわけです。
今回の旅行は、ぼくとイノシーと、ギャラリーのWさんの3人。
2日、東京駅で昼に待ち合わせて新幹線で一路京都へ。
京都駅で予約しておいたレンタカーでホテルへ向かう。NISSANレンタカーで、なんか可愛い車だなと思って、マーチでした。
ホテルに荷物を置いて、まずは清水寺へ。
まずとは言うものの、曇っているのと時間が夕方近くになっているので今日は清水寺しか行けないかなという感じ。
清水寺の近くの100円パーキングに車をとめて茶わん坂をとぼとぼと上って行くんだけど、イノシーが本当に拝観できるのか不安に・・・。
そんな時、お土産屋のおばちゃんが元気に声をかけてくる。「あら~、あんた、何何?何やの、それ?」
「今から清水寺に行こうと思ってるんですが、大丈夫ですかねぇ?」「そら、大丈夫に決まっとるわ!ちょっと一緒に写真撮って撮って!」
おばちゃんの声援に励まされ不安もなくなり(?)いざ清水へ!

さて、イノシーとWさんは清水寺に着いたわけですが、Wさんは何ごともないかのように「2人分」とか言って拝観料を払っています。
チケット売り場の人はなにも言わなかったよ。
で、入り口に警備のおじさんも立っていましたが、これまたお咎めなし。
僕らの心配をよそに、まったくふつうに拝観できたのでした。
まぁ、イノシーはただ見た目がこーゆーだけで、ふつうの観光客と変わらないんだから、
ふつうに入れて当たり前って言えば当たり前かなぁ。(当たり前ではない)

イノシー足下の段差に気付かず、こけそうになる。

何の違和感もない。

観光客にもてる。

子供との触れあい。っていうか、この子泣きそう。(っていうか、泣いた)

八つ橋を買う。(焼きごまソフトって美味しそうだな)

ちょっと一服。

七味とんがらしを買う。

イノシー無事清水寺の観光終了!なにかの手ごたえをしっかり掴んだのでありました。
イノシー京都でもやっぱり、もてたなぁ。
清水寺での撮影も無事終わり、ホテルへ帰る途中で定食屋で親子丼。
ホテルへ帰って1時間寝る。夜は人から紹介してもらったY料理店へ。
Y料理店で京都で撮影できそうなところを教えてもらうのと、舞妓さんと一緒に撮影したいけど、
どうすれば良いかという相談をしに行ったのでした。もちろん晩ご飯を食べにでもあります。
長芋のピクルスとか鴨のローストとかアンチョビ詰めオリーブなど食べながら、さっそく舞妓さんの事を聞いてみる。
Wさんとぼくが初め思ってたのは、舞妓さんをちゃんと呼ぶとすごく高くて僕らの予算じゃ無理なので、
知り合いのお茶やさんに頼んでもらって何枚か一緒に撮影させてもらえないかと、そんなかんじで。
ところが「舞妓さんとかの知り合いはいませんねぇ」とのこと。
ではそこら辺を歩いてる舞妓さんに頼んでとか・・・「舞妓さんって京都に住んでても、ほとんど見かけませんよ」とのこと。
京都=舞妓さんっていうのは、やっぱりよそからきた人の考える事なんだなぁ、と思いました。と同時に思い出した事。
ウィーンにきてすぐの時に、こっちの若い人たちと飲んだんだけど「侍とか、忍者の知り合いっている?」
みたいな。知り合いはいないよ、っていうかそのものがいないよ。
「え~、いないの!」という、感じで、うーむ、同じような事言ってるんだなぁ。と。
(まぁ、実際には舞妓さんは会いづらいだけでいますが。加えて言うと忍者もいますが)
で、Wさんとぼくは同時に思ったね、清水寺!今日清水寺に行った時、観光客が舞妓さんのコスプレをして茶わん坂を闊歩していたのだ!
恐る恐るY料理店のYさんに聞いてみる。「誰か知り合いの方で、明日舞妓さんになってくれる方いませんかねぇ・・・」
今日はお店でYさんのお友達の誕生会だったらしく、ぼくとWさん以外のお客さんは全員お知り合いだったのでした。
「○○ちゃ~ん、あした暇?」「あした?空いてるけど?」と言うわけで、
その場にたまたま居合わせたYさん(Y料理店のYさんとは別の人)は訳もわからぬまま、あした舞妓さんになってくれる事になったのでした。
入り口のドアに頭がつかえて入れないイノシー。

あまりの可愛さに、お店の人も思わずタッチ。

アンチョビ詰めオリーブを食べて御満悦のイノシー。

Y料理店でたっぷり食べたにもかかわらず、帰りにラーメン屋でラーメンと鶏炊き込みご飯を食べる。
Wさんはさすがにまいっていた。
今日はまず、伏見稲荷での撮影。
車で伏見稲荷に行くも、駐車場が見つからず、けっこうぐるぐると走ってしまう。
結局伏見稲荷の中にあったのね。
伏見稲荷はふつうに登っても30分くらいかかって、けっこうへとへとになるところですが、
イノシーはホントにもうどうにかなっちゃうんじゃないかってくらい疲れてたみたいです。
さあ、行きますよー。

とにかく登る。

まだまだ登る。

そーとー登りました。絶景。

西村和彦の実家の辻茶屋でポカリを飲む。

西村和彦の実家だなんて全然知らなかったんですが、
少し休んでからしばらくまた登った辺りで、通りかかったジョギング中のおばちゃんが
「あら~、何なん、これ!?撮影してはんの?西村さんとこ来はったん?」
Wさん「え?西村さんてなんですか?」「あら~、知らんの?このしたのお茶やさん、西村和彦の実家なんよ!」
と、言う事で発覚いたしました。その後西村和彦がどんなドラマに出ているかとの話を10分程。
お参りの方にろうそくとかジュースとか売っている店の御主人と記念撮影。
「何何!それ何!かわいいな~!一緒に写真とって!今カメラ持ってくるから!」

ここのお店では「とにかく疲れたでしょう、ま、コーヒーでも飲んでいきなさいよ」って事で、
コーヒーをごちそうになってきました。奥さんと2人で店をやっているそうで、いろいろと話してきました。
話題の中心は西村和彦が何のドラマに出ているかと言う話。
かわぐちかいじさんが毎年いらっしゃるようで、沢山の色紙が飾ってありました。
お参りするイノシー。むにゃむにゃ。

お参りも済ませて無事下山。

参道のお土産屋で、物色中のイノシー。鳥居マークの蝋燭を買ってました。

ありがとうございました。

とにかく疲れた~。
さていよいよ舞妓さんの登場であります。
Yさんは、ふだんは舞妓でないふつうの人なのだけれど、舞妓姿がとっても似合っているのであります。
舞妓さんと2人で暗闇へと消えてゆくイノシー。

なんか、あやしい感じだよねー。

旅館に到着。

まずは、金屏風の前で記念撮影をば。

ビールをいただくイノシー。イノシーはビール飲みます。オープニングで初めて飲んだ。

お造りを食べさせてもらってます。

今度は日本酒を飲むイノシー。日本酒は初めて。

ま、ま、ま、返杯を・・・

ついでに「あ~ん」

うひゃひゃ!イノシー調子乗り過ぎ。

仲居さんも思わず苦笑い。

見よ!このイノシーのにやけっぷりを!

こりゃぁ、ホントに楽しかったのよ。イノシーのイノセントはどこへやら。
いや、ホントのイノセントってこういう事なのかも。
今日は、Y料理店Yさんの紹介で法然院へ。法然院で読経を聞くのでありました。(読経って聞くでいいのかな?)
やってきました。

お邪魔します。

イノシー1人っきりのための読経であります。

いよいよ始まります。

はは~!

勝手にお焼香。

ホットカーペットで暑くなってきた。

素っ裸。

ありがとうございました。

貫主の梶田さんの読経は、ホントにいい声で聞き惚れてしまったのでした。
イノシーのわがままを聞いて下さって、ありがとうございました。
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